令和3年1月10日(日)、場所は奥多摩(の)高い山で総勢15名、勢子3名、犬はナツ、ラル、カール、エム、仔犬のドルの5頭で山を囲むことにした。
高い山からの小尾根に二手に分かれてタツマに登る。奥の小尾根に数名が登り、もう一つのグループが登山道から登る。そのグループに塾長が一緒に登りタツマ配りしながら、ナツを引きつつ足跡探し。
一方、田中さんを先頭に数名が小尾根を登りタツマを配る。
我々残りの勢子はその真ん中の岩がゴツゴツの小尾根を登りながらマクリを探す。
雑木の有るところに猪のマクリと鹿のマクリが一面に有り!ヒケを探す。
ヒケとは猪が餌を食べて寝屋に帰る方向の足跡🐾のことを指す。
あった!一斉に犬達が大騒ぎだす!
目印にティッシュペーパーを置き、その場から離れた所で一服。
山田くん、りき、河辺で皆んながタツマに着くまでの間のささやかな休憩。
山田くんは甘そうなバナナ。りきはおにぎりをほうばる。
おにぎりウメ~ |
その間、犬は匂いだらけでワンワン!
その頃塾長より無線あり!「マクリがすごいよ!何頭も居る!」との事、我々と塾長とは尾根が違い簡単には行けない。
少し時間があるので犬を木に縛りつけたまま、足跡探しを始めた。
なんと、そこにはデカ猪の足跡が有った❗️❗️ 奥向きの足跡だ。
「りきと山田くんを呼び、これはデカいぞ❗️」と話し、無線で「塾長にデカがいる!」と報告した。
塾長より「犬を放せ。」との指示があった。
りきはラルとエムを連れて、さっきのティッシュペーパーを置いた場所で放犬🐕
河辺はデカの足跡からカールとドルを放した。
塾長は違う所からナツを放して、あっちからこっちからも犬が大騒ぎ状態に(笑)
するとラルはエムと分かれて本尾根の方へ。ナツも上の方で大騒ぎしている。近くに居た山田くんがいつの間にかいい所を見つけてタツを張る。
やがて山田くんはドカン!!
外れて下の方に鹿が行ってしまった。
その鹿には犬が付いていないので中々タツマにかからない。
犬がバラけて仔犬のドルもナツと一緒に追っている。
エムとカールはタツマを超えて奥の方へ匂い鳴きしながら行った。
タツマの居ない所で猪を起こしたらしく、大騒ぎしているのが向かい山からの反響で聞こえた!
塾長に報告!「奥へ行ってしまった。誰も居ない!」と無線入れた。
塾長は「この場所は戻ってくるよ~」との事。
やがて塾長の読み通りで戻って来た。
カールとエムは足が早く獲物に追い着いてしまった。
マツコデラックスのような丸々太った大猪でエムとカールが追って大騒ぎ!
崖だらけのこの山だから猪も上手く逃げられない!
石川さんが塾長の無線指示で犬の側へ飛んだ!
その頃、エムは大猪と格闘の末にどつかれて崖下に転落!
即死してしまった。。。GPSが壊れて?マークになる程の衝撃だ!
一方、カールがまだ猪に付いている。
石川さんが着いた!
カールが猪から離れた所でドカン!
「留めた!」との無線が入った。
丸々太った猪で25貫目程あった。
近くにエムの亡き骸がありエムの一生が終えた。
山田くんと下田さんに穴を掘ってもらい葬った。
大変良くやった犬だった。
一方、塾長が無線で「犬を捕まえて下りろ。皆んなで揚げないと無理だ。」と連絡。
下りた人だけで猪を引き揚げにかかったが、デカすぎて人手では無理だった。
急遽、ロープと滑車を用意して引き揚げ開始。
一方、仔犬のドルがまだ追っている。
ゆりちゃんと新宿さんがドルを捕まえに行ってくれた。
皆んな下山して河辺の家で解体してエムの思い出を話しながら、塾長は家に鉄砲を置いて駆けつけてくれた。
二人はお酒、皆んなはノンアルコールで献杯し、黙祷を何度もしてエムの武勇伝を語ってエムを送った。
解体した猪は本当に大きく、猪の脂は4センチ程もあり、その体力から大乱闘であったのは間違いない。
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